まずは筆者である自分のことについて。
最近メインでプレーしているゲームは、オープンソースのスポーツ系FPS
Warsow です。
最近だと
AX_|Warsow Duel Ladder や、昨年末に行われた
e-sports日本選手権 に参加させて頂きました。
プレー環境等の詳しい情報は、
negitakuのプロフィールページをご参照ください。
次に本題であるレビューの方に入らせて頂きます。
『
Siberia v2 Full-size Headset』は、2004年に発売された『
Siberia Full-Size Headset』の後継機種です。
旧製品である『Siberia Full-Size Headset』はゲームにも音楽にも、幅広く対応したヘッドセットになっており、そのデザインの高さからか、非常に人気のある製品です。新製品である『Siberia v2 Full-size Headset』は更に改良を加え、音質や快適性がさらに向上しているとのことです。
前置きが長くなりましたが、最初に音質を除いての製品の特徴について説明します。

(左)新製品、(右)旧製品
基本的にデザインは同じですが、新製品のほうは若干イヤーパッドに厚みがあります。

(左から)新製品、旧製品、5Hv2、4H、G35
大きさはどれもあまり変わりませんね。
<軽さ>基本的には旧製品を踏襲した仕様になっていますが、まず製品を持ってみて、その軽さに驚きました。元々、Siberiaという製品は一般的なヘッドセットに比べて軽い部類ですが、マイクを内蔵した新製品であってもその軽さに違いはありませんでした。自分が今までに使ってきたヘッドセット(
5Hv2、
G35等)と比べるとかなり軽いです。
<装着感>こちらも良い感じです。オーディオテクニカの
ATH-A900等と似ている感じがします。オーディオテクニカ独自のウィングサポートほど快適ではありませんが、軽さのおかげか天頂部にあまり違和感を感じません。側圧がやや強く、最初は圧迫された感じがしますがティッシュ箱などに挟んで慣らしてやると良い感じになるかと思います。製品画像を見るとわかるかと思いますが、ヘッドバンドの付け根部分は伸び縮みします。そのせいもあって、首にかけようとすると首が閉まるような感じになり苦しかったです。パッドは革製のものが採用されており、肌触りは良いです。今は冬なので快適ですが、夏になると蒸れる可能性が高いと思われます。


<コード>マイクON/OFF・ボリュームコントローラーが付いています。同社製品の4Hや5Hv2のコントローラ部と比べると全体的に品質は高いような気はします。ただ個人的には、ボリュームコントローラがコードについているという仕様自体が好きではないです。断線の危険性が高まるだろうし、「少し音量を上げよう」などと思ったときに手元に無いのは不便です。LogicoolのG35はエンクロージャ部についている仕様だったので、素晴らしいと関心しました。せめてコントローラ部にクリップのようなものが付いていれば、服などに固定できて良かったのではと思います。


旧製品と比較。細いほうが新製品のコードです。素材は変わりませんが細くなっているのでケーブルの取り回しがしやすくなっています。

他のヘッドセットと比較。なかなか頑丈なコードです。
(左から)新製品、旧製品、5Hv2、4H、G35
<遮音性>それほど高くないです。音漏れもそれなりにします。自分は昨年に初めてオフラインのイベントに参加したのですが(G35を使用)、密閉型のヘッドセットをつけていても周囲の音が非常に気になりました。G35と比べると遮音性は低いので、周囲が騒がしいときには気になるかもしれません。自宅で使用する分には、十分すぎる遮音性ですが。
次に音質についてです。オーディオに関しては素人なので、詳しいレビューは出来ませんがご了承ください。テストには Warsow やCD音源を使用しました。
<音質>"敵の物音を聞く"動作に限定すると、やはり5Hv2等のゲーム専用ヘッドセットに分があるように思います。ゲームに特化したヘッドセットは低音域や高音域が強調されているのに対し、Siberia v2は中音域もしっかりと出ているように感じます。そのため音楽鑑賞にも適しているといえます。しかし音楽鑑賞に特化されたヘッドホン、イヤホンと比べると微妙なところです。自分はクリプシュのImage X5というイヤホンを愛用していますが、音楽を楽しむ分にはこちらのほうが快適に楽しめます。Image X5と比べるとSiberia v2はドンシャリって感じがします。もう少し丸みが欲しかったです。
旧Siberiaと比べると、音が全体的にクリアになりました。低音は旧Siberiaのほうが出してくれているなと感じましたがエージングの違いのせいかもしれません。音の全体的な質自体は新製品のほうが良いですね。音がクリアな分、足音等は新製品のほうが聞きやすいです。
G35の7.1chサラウンド有効/無効時とSiberia v2の2.1ch時を比べると、平面上の敵の位置把握だとSiberia v2のほうがしやすく感じました。左右がハッキリと聞き分けられます。しかし、「左に敵がいるな」と思ったら実は下の階の左だった なんてことがよくありました。上下の区別がしにくいように感じます。
ゲームに特化したヘッドセットが欲しいけど音楽も聴きたい―、音楽を聴きたいけどゲームもしたい―といった方にはSiberia v2はオススメできます。そういった方の願望を両方叶えてくれるはずです。
<マイク>通常のボイスチャットでは特に問題なく使えます。少し音の拾う範囲が広いので、設定などを調節してやると良い具合になると思います。若干ホワイトノイズが発生していますが、気にならないレベルです。

上が5Hv2のもの。クネクネ曲がる部分は同じですが、マイク本体はスマートになっているのでSiberia v2のほうがカッコイイです。

こんな感じで出し入れできます。
<USBサウンドカード>初めに、公式サイトのFAQでとても参考になる質問を見つけたので抜粋しておきます。
Q: すでにPC内に設置するサウンドカードを持っているのですが、同梱しているUSBサウンドカードはこのサウンドカードより良い物でしょうか?
A: 恐らく良くないでしょう。私たちのコンパクトかつお求めやすいサウンドカードは市場にある高級かつ大きなサウンドカードより良い性能にはデザインされていません。このサウンドカードはチープなオンボードのサウンドを使っているゲーマーや移動や旅行が多いゲーマーに向けてデザインされています。
※SteelSeries Siberia USB soundcard FAQより抜粋
以上にもあるように、サウンドカードとしての質自体は大したものではないです。このUSBサウンドカードというものは外出先での使いやすさ、ポータブル機としての性能等が重要になってくるのではないかと思います。
Sound Blaster X-Fi XtremeGamerを搭載しているマシンと、USBサウンドカードを聴き比べてみました。結果は予想通り、Sound Blaster X-Fi XtremeGamerのほうが総合的に優れています。オフラインのイベント等に参加する予定が無く、家でゲームをすることがほとんどな人は素直に内蔵型のサウンドカードを購入したほうが良いでしょう。
次にオンボードサウンドであるRealTek ALC887と聴き比べてみました。こちらは正直言って、違いがよくわかりませんでした。曖昧なレビューを書くことはできないので、こちらについては特に触れないことにします。(バーチャル7.1ch有効時は違いが明確に出ましたが、敵の位置把握がしづらくなったのでゲームには不向きと感じました)
USBサウンドカードの音質については以上なので、次にドライバについて。こちらは使いやすさを重視でレビューしていきます。
まずは公式サイトからドライバをインストール。PC再起動後にUSB接続してみましたが、どうもうまく認識されません。2,3回抜き差ししても認識されないので、接続したままPCを再起動するとやっと認識されました。USBサウンドカードはPCとの相性が激しいと聞きますが、やはりその通りだと思います。オフラインの会場でこのような自体になると焦るのは目に見えますね。調べてみたところ、5Hv2のUSBサウンドカードも似たような症状が出るみたいです。この辺りは何も改善されていないのではないでしょうか。
ドライバの設定画面ですが、こちらは使い易く好感が持てました。調整できる箇所も多く、自分好みに細かく設定できます。音質の向上は見込めるのか、というと微妙なところですが「サウンド環境を、いつでも世界中どのPCでも同じ設定で」というのは実現できますね。USBサウンドカードについては酷評が多くなりましたがその携帯性に特化したデザイン、設定の豊富さは素晴らしいと感じました。安定性が増せばもっと良い製品になると思います。



<まとめ>良い点
・デザインがCool
・軽い
・装着感は今まで使ったきた中で1番良い
・音質のバランスが良い 何にでも使える
・マイクの質が良い
・ドライバの設定の豊富さ
悪い点
・夏は蒸れる可能性有り
・遮音性はそれほど高くない
・ボリュームコントローラにクリップが付いていない
・サウンドカードが少し不安定
<総評>この価格帯のゲーマー向けヘッドセットでは良い選択肢になるのではないかと思います。何よりデザインが良いし、ゲームにも音楽にも使えるところがいいですね。マイクの性能も良いですし、装着感も良いので快適なネットゲーム生活が送れます。目立った悪い点としてはコントローラ部にクリップがついていないことと、USBサウンドカードの認識の不安定さでしょうか。同社製品の4H、5Hv2はすぐに壊れてしまったので、このまま使い続けて耐久度が高いことを証明できればかなり良いゲーミングヘッドセットに成り得ますね。ヘッドセットの購入を検討している方には十分にオススメできる製品です。
最後に、見づらいレビューですみませんでした
番外編:耐久度テスト今まで自分が使ってきたSteelSeries製品はどれも壊れやすかったので、軽く耐久度テストを行ってみました。
・うっかり椅子のキャスターでコードの上を踏んでしまうことを想定
・うっかり蹴飛ばしてしまうことを想定
・うっかり机の上から落下させてしまうことを想定
・うっかりコード部分を持って本体を振り回してしまうことを想定 etc...


いろいろと試してみましたが全てクリアしました。まだ実際にそういう事態が起こったわけではないので何とも言えませんが、耐久性はそれなりにあると思います。
あ、すいませんnegitakuレビュー恒例のアレ忘れてました
・
うっかりイヤーパッドにケチャップをこぼしてしまうことを想定

上手に出来ました☆
やるつもりはなかったんですけどTwitterのほうでちょっと・・・

アルコールティッシュでフキフキしてやるとキレイに取れましたよ。臭いも残ってません。合皮だから出来たことですよね。もし仮にケチャップ大好きな人がこぼしたとしても恐らく大丈夫でしょう。
以上でレビュー終了です。最後にお見苦しいものを見せてしまって申し訳ない。
最後に
製品を提供してくれたSteelSeries様、及び日本代理店様、企画をしてくれたNegitaku.orgのYossy様、ありがとうございました。
最後吹いた
| みやは〜いこーるおさーん | 2010/02/01 00:05 | URL | ≫ EDIT